そもそも対面型セミナーで「セミナーの参加者がなかなか積極的になってくれない」という出来事はどうして起こるのでしょうか。参加者の気持ちになって考えてみましょう。
たとえば参加者がセミナー会場に足を踏み入れ、座る席を選ぶとき、どんなことを考えるでしょうか?多くの参加者は「前の席に座る」ことが苦手です。「最前列は常に講師から見られているのでプレッシャーを感じる。プレッシャーのない後ろの席でのんびり話を聞きたい」と思っているからです。
また、こちらも参加者としてセミナーに参加したことのある方なら分かると思うのですが、質疑応答の時間に手を上げて質問するのって、けっこう勇気が要りますよね。訊きたいことが胸の内にあっても、「何か質問のある方」とアナウンスされると、まずは周囲の様子を伺ってしまう。
「手を上げるのが自分だけだったら恥ずかしい」「発言するとき周囲の目線が自分に集まるのが嫌だ」「自分の質問が的はずれなものだったらどうしよう」「同じ質問を他の参加者がしてくれるかもしれない」そんな思いから、手を上げることを躊躇しがちです。
以上の光景は安易に想像し得ると思いますが、実際のアンケート結果から、対面型セミナーをオンラインセミナーに変えることで、または対面型・オンラインを選択できるようにしておくことで、参加者の心持ちを変えることができるという裏付けができます。
“オフラインのセミナーよりも、WEBセミナーを希望する人が、約2倍にのぼることが判明!”
“「コロナ感染予防」は なんと5位!理由のTOP3は 効率重視の回答が独占!”
上記データからもお分かりいただける通り、コロナ感染リスクを理由にオンラインセミナーを選んでいる方よりも、参加の手軽さ・気軽さという参加のハードルの低さが圧倒的に割合が高く、周りに人がいないため集中できる、オンラインの方が質問しやすいなどの「人の目を気にしなくて良い」という理由でWEBセミナーを選択したいと思う方の割合が一定数いらっしゃることがわかります。